徒然:夢の消化。ある意味昇華
3.11。色んな想いが去来する日であります。
最近、「夢」「夢」言っていますが、12月からある講座に通っています。
それは、編集やライティングの講座。
子供の頃から活字が好きで、「本を作るひと」になりたかった。
現実の自分はメーカーに勤務して、「ものを作るひと」になっている。
ライターや文筆業、編集に憧れ、実際に新卒の時に出版社を受けて夢散ったりも。
すでにプロとして独立している方がいる中で、自分の平凡さがよくわかりました。
うん。自分は「本を作るひと」にはなれないな、と。
本当は新卒の就職活動の際、全滅した時にきちんと消化させるべき夢だったと思います。
当時の自分は、「あ、理系の院卒は採らないか」とか「たった2社だし」とか言い訳ばかり。
本当は打率やバックグランドの問題ではなく、実力であり、熱意の問題。
実力不足や熱意が足りない点と真っ向から向き合っていなかった。
結果、漠然とした形で10年以上見る夢に。
12月に思い切って講座の受講を初めて、やっと自分の平凡さがわかった。40前にして本業の「もの作り」に専心しよう。
そこまで消化、昇華させることが出来ました。
それでも講座は楽しいけれど。
よく言われるけど「やれば出来る」はやらないから言えること。
やらない限りはずっと「やれば出来る」と思ってしまう。
ある意味、悲劇なのかも。だから人生の折り返し地点が見えて来た今、
勇気を持って取り組むしかない。
ずっと「やれば出来る」と思う悲劇や人生の浪費を避けるために。
3.11。急に未来を奪われた人がいる。人の数だけ夢があったと思います。
その人達の分も、とは決して思わない。それは驕りでしかない。
ただ、突如として未来を絶たれた無念を学び、真摯に自分の人生と向き合うこと。
夢と向き合うこと。
背筋を伸ばして、気張れ、自分。