徒然:根拠なき上から目線への対処法
根拠なき上から目線、と書いておきながら、
根拠「ある」上から目線も嫌なものだし、
そもそも上から目線の人に対して「根拠なき」と断罪している自分も、そんな人と同種だな、と自嘲交じりに思う。
対処法なんてたいそうなものはなく、
「みっともないなぁ、反面教師にしよう」とか
「根拠なき、と思われている時点で痛い人だ」とか
「憐れみ系」の呟きを心の中でするけれど、その時点で自分も同じ土俵に乗ってしまっている。
上から目線にも素直に「すごいね」と思える謙虚さ、無邪気さこそが、本当の賢さかもしれない。
人間の感情の「総量」は決まっていて(すなわち健康寿命)、それらは喜怒哀楽の喜や楽に使いたいもの。
賢い人の謙虚さは何にも勝る人生の武器だなぁ、と思う3連休の午後です。
読書:デッドライン仕事術
表紙にある通り、「全ての仕事に締切日を入れよ」
これがキーメッセージです。
うん。そう。
■全体
・一日分の仕事の優先順位で悩むのは無駄。すぐに手を付ける。
・能力差は効率upで逆転可能。(でも能力がある人は効率的なんだよなぁ。)
・仕事のスピード=判断のスピード。
・迷っているならやってしまえ。複雑な問題はブレイクダウン。
・デットラインの基本は「明日」。どんどん前倒しする。
・仕事は発生した瞬間取り組むことで一番効率が上がる。
■効率的な会議
・プロセスまですべて情報を共有化することで、現場の判断力を上げる。
・会議で取り上げるかで悩まない。
・ブレストなどせず、担当者に徹底して考えさせる。担当者は「結論」まで準備して会議に諮る。
・最初は無理して多くのデッドラインを設けない。ただし会議で作ったデッドラインは徹底的に守らせる。
そして、タイムマネジメントの本かと思いきや、
リーダーシップに関する記述が印象に残ります。
中でも、、、
■若いうちに「上」に不満をぶつけるようでは、自分が「上」にたった時、
まともなリーダーシップが発揮出来ない。
徹底したフォロワーシップから強いリーダーシップが生まれる。■
これは、上司とうまく行っていない自分には耳に刺さる。
<コメント>
(買ったと想定した場合の)定価分のリターン:★★★★★
(本の良し悪しを論ずるものではなく、自分自身の読書傾向の振り返りに使います。)
健康:無自覚の差別
お酒が好きで、夜毎日飲んでいたら、あっという間に3kg増。
なかなか落ちなくて、「そうか私はもう中年なんだ」と実感した次第。
そこから一念発起して、ダイエットを開始。
3ヶ月で7.5kg減量。なかなかの成果。
まあ、この2ヶ月は年末年始&停滞期。
以前読んだ、経済評論家の勝間さんのダイエット体験本に印象的な記述があった。
「太っていると無意識の差別を受ける。
あからさまな嘲笑はないけれど、空気のような扱いを受ける。」
あのレベルの人でもそうなのか、も驚いたことが。
無意識の差別。
こうして見た目でわかるほど痩せると確かに勝間さんが言ってたことがわかる。
まぁ、急に男性にモテることはないが。
体型。それはある意味そのひとの内面を映すもの。
この歳になると生き方が表に出る、とは本当ですね。
アメリカ社会で肥満の人が上に上がれない理由がわかった気がする。
ちなみに、こんなダイエット法↓
一日の摂取カロリーを1200kcalに抑え(ほぼ基礎代謝)、
ジムで400kcalほど消費。
日常の活動量を鑑みると1日で0.1kg落ちる計算。
ほぼその通りに。
休みの日に野菜やキノコを切って一食分毎に冷凍。
これに豆腐や卵、魚のタンパク質を加えて野菜スープにする。
朝食前にフルーツ1個食べる。
朝食は具沢山野菜スープ。ランチは自作弁当。
夜はジム前おにぎりだけ。お酒は糖質オフビールを1缶のみ。(お酒は我慢出来ないで断酒は諦めました。)
摂取カロリーはこれでほぼ1200kcalで着地。
読書:7日間で突然頭がよくなる本
タイトルはあれですが、、、(あれ=出版界の商業主義的)
物事の本質をつかむための哲学の本です。
教養としての哲学のエッセンスがまとまっており、そこから頭のよい人がどんな特徴があるのかが論じられています。
・頭の良い人は、頭の中に自分なりのモノサシを設定。
・ 〃 、自分の手に負えるものとして世界を切り取れるかどうか。
・ 〃 、人との共通のモノサシを瞬時に設定し、それを使って説明出来る。
つまりこの「モノサシ」の設定の仕方のベースが「哲学」ということらしいです。
一読では理解できないですが、教養書としていいです。文庫で安いですし。
ちなみにこれ、ヴィレッジヴァンガードで買いました。
<コメント>
(買ったと想定した場合の)定価分のリターン:★★★★★
(本の良し悪しを論ずるものではなく、自分自身の読書傾向の振り返りに使います。)
仕事:怒りは浪費。上司が嫌いって、情けない。
最近、直属の上司とうまくいっていない。以下のようなことが嫌なのだ。
・仕事中にスマホばかり見る。(個人の)
・会社の備品の端末で楽しみの動画を見る。(公私混同)
・話を聴かない。
・少しのことで過剰反応して怒る。
・労務管理が出来ていない。
・業務中の姿勢が規範とならない。(時間にルーズ、会議すっぽかし)
・言い出したことを完遂せず、ほったらかしにする。
…ここまで書いて、我に返るけど、この年になって上記みたいな上司であっても、
問題ないのだ。
いちいち指導されなくてもいいし、報告はしても相談することはめっきり少なくなった。
公私混同だろうが、受けるべきペナルティは受けるだろう。
態度が悪かろうとある意味許されるポジションでもある。
イライラしても無駄。他人に対する怒りは浪費。改善のしようがないもの。
いいところ書き出してみる。
・面倒くさくはない。(比較論)
・せこいところはない。
・20回に1回くらいは「なるほど」ということがある。
…ここまで書いて実感する。「いいところ」も非常に消極的なのだ。
うん。やっぱり「嫌い」なんだろうなぁ。
上司が嫌いって、20代じゃあるまいし、情けない。
しばらくは礼儀は尽くし、必要な連絡は取りながらも、心理的な距離は置こう。
結局は自分が「ボス・マネジメント」が出来ていないだけなのだ。
読書:木洩れ日に泳ぐ魚
恩田陸さんの本
(買ったと想定した場合の)定価分のリターン:★☆☆☆☆
(本の良し悪しを論ずるものではなく、自分自身の読書傾向の振り返りに使います。)
仕事:夢の諦め方
年明けて、上司との面談の日が迫っています。
ずっと海外赴任したいと思っていた。ただその機会は来ず、今に至る。
海外赴任は夢というよりは目標。
周囲は、あとからでも海外赴任は出来る、と言う。
その一方で、子供を持つと思うと年齢を考えてなくてはいけない。
当初は、20代で実績を作って、30代前半で海外赴任。30代半ばで出産。
そんな青写真を描いていた。それが人生のモデルコースだった。
途中転職しようとしていたが、多分1年という短い間だったけど、海外赴任の話もあったから。
子供を持ったら10年は海外赴任は出来ない。おそらくそれ以上。
「いいとこ取り」したい自分には難しい選択をしないといけない。
実力の割には運や仕事に恵まれて、ちょっと「いいとこ取り」体質が過ぎたのかな。
夢は変わるし、夢は人生折々の旬のようなもの。
通り過ぎて善き思い出。
なんて言われるけど、諦め切れない旬のない夢です。
あ、目標になっているから旬がないのかな。
目標達成するまでは。