読書:Day6-2 市場・国際収支の動向を見る。日経新聞1週間ワークショップ
Day6後半。金融の項目よりまだわかりやすかった。
<Day6サマリー>
■円相場
銀行間市場で取引されている円・米ドル相場と円・ユーロ相場。(日々の取引の平均)
「現在、1ドル77円50銭から77円55銭で取引されています。」
1ドル77円50銭→買値
1ドル77円55銭→売値
■日経平均
東証1部上場銘柄225の平均。(株価の多幸せを225で割ったもの。)
日本企業の株価水準の目安として、もっとも広く知られている。225銘柄は、売買が活発で、市場流動性が高いもの。
■TOPIX
東証1部上場全銘柄。
日経平均より的確かもしれないが、世界的な知名度は日経平均が上。世界では日本株=日経平均のイメージ。
(米国のダウ平均(たったの30銘柄)とS&P500(500銘柄)の関係に似ている…)
■上場株時価総額
東証一部に上場されている全銘柄の終値ベースの時価総額。
■一日平均売買金額
その月に成立した売買の総額を1日あたりに平均した数字。
*東証一部の売買代金が1日あたり、3兆円を超えていると売買が盛ん。
2兆円を割り込むと市場の勢いが衰えている。(by小宮さん)
■国際収支
「経常収支」と「資本収支」に大別される。
(企業の決算に置き換えると、
「経常収支」≒経常損益
「資本収支」≒投資キャッシュフロー)
■経常収支
「貿易収支」「サービス収支」「所得収支」からなる。
■貿易収支
財(モノ)の取引を対象とした数字で、輸出から輸入を差し引いた金額を表す。
(GDPを支える大切な要素)
■サービス収支
国境を越えたサービスの取引を対象
■貿易・サービス収支
貿易収支とサービス収支の合計。企業でいうところの営業損益。
■所得収支
所得収支=(日本人の対外投資から生み出される所得の合計)
-(外国人の対日投資から生み出される所得の合計)
■直接投資
経常収支とは別の「資本収支」を構成している項目。
他国にある企業に対して永続的な経済関係を樹立することを目的にするものに定義される。具体的には、外国企業の10%以上の株式を取得した場合が対象となる。(10%未満の場合は、債券投資などと同じく「証券投資」として、直接投資とは別のくくりで集計される。)
■資本収支
資本収支=「日本から海外への投資や投資移転の額」
―「海外から日本への投資や投資移転の額」
(企業の決算に置き換えると、
「経常収支」≒損益
「資本収支」≒「資産」の移動)
■直接投資のマイナス
国内企業の対外直接投資は資金が流出するので、マイナスで表示される。
海外企業の対内直接投資は資金が流入するので、プラスで表示される。
マイナスの場合は、対外が多かったという意味。
■外貨準備高
国家が輸入代金の決済や借金の返済など外国の支払いにあてるため、外貨建てで保有している準備資産のこと。日本の場合は、政府と日銀が保有している外貨や金の合計。