読書:1万人の失敗談からわかった人生の法則 40代を後悔しない50のリスト
1月に転職すべきかどうかを悩んでいた時に片っ端からいわゆる「生き方」本を読みました。その時の1冊です。
よく言われることに、受験の合格体験記の通りにやっても必ずしも合格はしないが、不合格体験記の通りにやると結構な確率で合格しない。
つまりうまくいったことは属人的ですが、うまくいかなった要素は普遍的なものがあると思います。さぁ、人生の先輩達は40代の過ごし方にどんな後悔を持っているのか?
以下抜粋です。
- 仕事に追われて「すべきこと」ばかりやっていた。
→毎週ドキドキする「ゴール」を設定する。
- 自分が「何を成し遂げたか」がわからなくなった。
→40代は中だるみを引き起こしやすい時期。負荷をかけないと自分の本物の力は引き出されない。
- 「人を動かすスキル」を身に付けなかった。
→部下の「モチベーション」をマネジメントすることを早いうちから意識し学ぶ。
- 判断力が身につかなかった。
→意思決定は感覚的ではなく「定量的」に行う習慣をつける。
- 「優先順位」を間違えてしまった。
組織における仕事は「業務」(*いわゆるルーティン)と「職務」(*会社や部門のために貢献する仕事)に分けられる。
→40代は「業務」と「職務」のウエイトの中でバランスを取っていくことが求められる。
- 年下との人間関係を大切にしなかった。
→マネジメントスキル向上のためには、年下とのやり取りの蓄積がまるで臨床実験のように不可欠。後進との人間関係が自分の成長にも直結する。
- 経営者的な視点で物事をとらえることが出来なかった。
→現場の実務に詳しいことは当たり前。メンバーや業務のマネジメント出来ることに加え経営的な俯瞰支店と3年後5年後を見据えたビジョン構築力が求められている。人的ネットワークの質がものをいう。
- コミュニケーション能力に欠けていた。舌禍。
→言葉で全てが伝わるとは限らない。コミュニケーションによる齟齬が仕事上の最大の障害になることもあり得る。沈黙や態度、表情のノンバーバルコミュニケーションに加えて、相手に自分の想いや意思を的確に伝えるよう心がける。
- もっと勉強しておけばよかった。
→色んな本をやみくもに読むよりは「ばっかり読み」もひとつの手。最大公約的に重要なことが把握できるようになる。テーマのエッセンス(その分野のコアとなる中核要素)が掴める。
- もっと読書していればよかった。
→本は「言葉探し」のために読む。言葉という実弾をたくさん持つこと。
- 上司の能力を積算しておけばよかった。
→その上司が現在の組織の中でどこまで登れる人物なのかを積算しておきます。上司がどのような意思決定の基準を持っているか。(例:コスト?新しい価値?効率?メンバーの成長?)この基準に対する察知能力を磨くこと。力ない上司はこの「意思決定の基準」がぶれる。
- 話す力をつけていればよかった。
→キーワード、キーフレーズ、エピソードの「三段論法」で話すクセをつける。
ちなみに私はパートナーありの独身かつ女性なので、家庭との向き合い方についての男性的な目線での後悔は特にピックアップしませんでした。
私自身は後悔を否定しません。それこそが改善や成長のための推進力にもなるから。どんな成功者でも後悔の無い人生なんてないでしょう。ただ後悔の総量は少ない人生にしたいと思います。