読書:「言葉にできる」は武器になる
話題の本です。
電通のコピーライター梅田悟司さんの本。実用的な本でした。
<エッセンス>
・言葉は思考の上澄みに過ぎない。
・伝わり方は人間性の評価につながる。
・「内なる言葉」を正確に把握すれば、「外に向かう言葉」は自然と磨かれていく。
・言葉にできない=言葉に出来るほど考えられていない。
・「自分は今内なる言葉を用いて思考している」と認識し直す→
考えを前に進める。過去の記憶を思い出す。
・自分の価値観や思考→発するあらゆる言葉に影響を及ぼす。
<言葉を深化させるステップ>
1.頭の中にあることをひたすら書き出す。
2.「T字型思考法」で考えを進める。連想と進化
3.同じ仲間をグルーピングする。
4.足りない箇所に気づき、埋める。視点の拡張
5.時間をおいて、きちんと寝かせる。客観性の確保
6.真逆を考える。逆転の発想
7.違う人の視点から考える。複眼思考
<コメント>
(買ったと想定した場合の)定価分のリターン:★★★★★
(本の良し悪しを論ずるものではなく、自分自身の読書傾向の振り返りに使います。)
徒然:スポーツの力
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スポーツの力。使い古された言葉だけど、いい言葉だと思う。
オリンピック、羽生選手金メダル。おめでとうございます。
日本中が応援し、勝利に歓喜し、そして力をもらったと思います。
勿論、私も。ありがとう。
「日本人ってメンタル弱いから~」と居酒屋でおじさん達がしたり顔で評論していた。
その言い方の是非はおいても、特殊な場の緊張感は選手の本来の力を失わさせる。
勝つためには、100ではなく130%の力が出せるように練習する。
最大の力を発揮する通過点に勝利のポイントがある。なので少しの不調は余剰の30%でのみこめる。
これを体現した羽生選手だったと思う。類まれなるメンタルの強さ。勝利への冷静な計算。「圧巻」「比類なき」「圧倒的」「絶対」そんな形容が似合う日本一の男。
徒然:根拠なき上から目線への対処法
根拠なき上から目線、と書いておきながら、
根拠「ある」上から目線も嫌なものだし、
そもそも上から目線の人に対して「根拠なき」と断罪している自分も、そんな人と同種だな、と自嘲交じりに思う。
対処法なんてたいそうなものはなく、
「みっともないなぁ、反面教師にしよう」とか
「根拠なき、と思われている時点で痛い人だ」とか
「憐れみ系」の呟きを心の中でするけれど、その時点で自分も同じ土俵に乗ってしまっている。
上から目線にも素直に「すごいね」と思える謙虚さ、無邪気さこそが、本当の賢さかもしれない。
人間の感情の「総量」は決まっていて(すなわち健康寿命)、それらは喜怒哀楽の喜や楽に使いたいもの。
賢い人の謙虚さは何にも勝る人生の武器だなぁ、と思う3連休の午後です。
読書:デッドライン仕事術
表紙にある通り、「全ての仕事に締切日を入れよ」
これがキーメッセージです。
うん。そう。
■全体
・一日分の仕事の優先順位で悩むのは無駄。すぐに手を付ける。
・能力差は効率upで逆転可能。(でも能力がある人は効率的なんだよなぁ。)
・仕事のスピード=判断のスピード。
・迷っているならやってしまえ。複雑な問題はブレイクダウン。
・デットラインの基本は「明日」。どんどん前倒しする。
・仕事は発生した瞬間取り組むことで一番効率が上がる。
■効率的な会議
・プロセスまですべて情報を共有化することで、現場の判断力を上げる。
・会議で取り上げるかで悩まない。
・ブレストなどせず、担当者に徹底して考えさせる。担当者は「結論」まで準備して会議に諮る。
・最初は無理して多くのデッドラインを設けない。ただし会議で作ったデッドラインは徹底的に守らせる。
そして、タイムマネジメントの本かと思いきや、
リーダーシップに関する記述が印象に残ります。
中でも、、、
■若いうちに「上」に不満をぶつけるようでは、自分が「上」にたった時、
まともなリーダーシップが発揮出来ない。
徹底したフォロワーシップから強いリーダーシップが生まれる。■
これは、上司とうまく行っていない自分には耳に刺さる。
<コメント>
(買ったと想定した場合の)定価分のリターン:★★★★★
(本の良し悪しを論ずるものではなく、自分自身の読書傾向の振り返りに使います。)
健康:無自覚の差別
お酒が好きで、夜毎日飲んでいたら、あっという間に3kg増。
なかなか落ちなくて、「そうか私はもう中年なんだ」と実感した次第。
そこから一念発起して、ダイエットを開始。
3ヶ月で7.5kg減量。なかなかの成果。
まあ、この2ヶ月は年末年始&停滞期。
以前読んだ、経済評論家の勝間さんのダイエット体験本に印象的な記述があった。
「太っていると無意識の差別を受ける。
あからさまな嘲笑はないけれど、空気のような扱いを受ける。」
あのレベルの人でもそうなのか、も驚いたことが。
無意識の差別。
こうして見た目でわかるほど痩せると確かに勝間さんが言ってたことがわかる。
まぁ、急に男性にモテることはないが。
体型。それはある意味そのひとの内面を映すもの。
この歳になると生き方が表に出る、とは本当ですね。
アメリカ社会で肥満の人が上に上がれない理由がわかった気がする。
ちなみに、こんなダイエット法↓
一日の摂取カロリーを1200kcalに抑え(ほぼ基礎代謝)、
ジムで400kcalほど消費。
日常の活動量を鑑みると1日で0.1kg落ちる計算。
ほぼその通りに。
休みの日に野菜やキノコを切って一食分毎に冷凍。
これに豆腐や卵、魚のタンパク質を加えて野菜スープにする。
朝食前にフルーツ1個食べる。
朝食は具沢山野菜スープ。ランチは自作弁当。
夜はジム前おにぎりだけ。お酒は糖質オフビールを1缶のみ。(お酒は我慢出来ないで断酒は諦めました。)
摂取カロリーはこれでほぼ1200kcalで着地。
読書:7日間で突然頭がよくなる本
タイトルはあれですが、、、(あれ=出版界の商業主義的)
物事の本質をつかむための哲学の本です。
教養としての哲学のエッセンスがまとまっており、そこから頭のよい人がどんな特徴があるのかが論じられています。
・頭の良い人は、頭の中に自分なりのモノサシを設定。
・ 〃 、自分の手に負えるものとして世界を切り取れるかどうか。
・ 〃 、人との共通のモノサシを瞬時に設定し、それを使って説明出来る。
つまりこの「モノサシ」の設定の仕方のベースが「哲学」ということらしいです。
一読では理解できないですが、教養書としていいです。文庫で安いですし。
ちなみにこれ、ヴィレッジヴァンガードで買いました。
<コメント>
(買ったと想定した場合の)定価分のリターン:★★★★★
(本の良し悪しを論ずるものではなく、自分自身の読書傾向の振り返りに使います。)