読書:昼スナックママが教える45歳から「やりたくないこと」を辞める勇気
年明けの、out / stayで会社を移るかどうかで悩みまくっていた時に手に取った本です。
(ちなみに最近読書は電子書籍で読んでて、このため手書きのメモは書いていません)
45歳はもう少し先ですが、、中年に差し掛かってどのように生きるべきかを仕事の前に考える必要があったんですね。1月頃の私は。
- 「何かあったら声をかけて」はNG。周りの人が何を求めているかを知る意味でも声をかけてみる。
→これはその通りです。自分から歩み寄っている振りをしながら自己満足に陥っているパターンです。
- 情報は出せば出すほど自分にも入ってくるもの。後輩にも新設にしておくと、結局は自分も得をするし、次の展開に繋がる。
→偽善みたいですが、若い時に受けた先輩からの恩を返すつもりで後輩には接しています。なんだかんだと今までの快適な働く環境を創ってもらったのは先輩のおかげだと思っています。今度は私からも返す番だと。ちょうどど真ん中世代になって、上からも下からも学ぶことが増えました。ある意味得な世代なのかもしれません。
- 会社という箱の中で次の「居場所」を探したらいい。
→昇進や自社の中でのキャリアが頭打ちになって来ていることを実感しています。次の居場所は、、確かに探す必要がある。
- 会社を「人とつながる場所」と捉え直して、自分が担当じゃないことや人とも積極的につながっていく。
→会社という「場」が自分の人生において顕著に変容していく時期なんですよね。40代は。なのでそこで柔軟に自分のポジショニングを考えることが出来たら多分後半の会社人生はより豊かになる。
- 自分が会社に期待することと、会社が自分に期待することが嚙み合っていない。
→まずはこの前提を知ることが大切だと思います。そして、求めるだけのtakeの姿勢からどのように貢献出来るかのgiveにチェンジすることが結果的に自分を助ける気がします。
- 自分が「会社から受けている恩恵」を棚卸する。
→大企業所属の安心感(周囲に対しての)、人がよい同僚たち、グローバル経済のダイナミズムを感じることが出来る、、、そうですね。この視点は会社選びの際に必要な視点だと思います。
- 「会社が自分に求めているもの」をきちんと見直すこと。
→これは独りよがりにならないように上司との対話が必要だと思います。
- 仕事が100%になり過ぎると、知らないうちに周りにもそれを求めてしまうことがあるからよくない。
→これは厳命が必要。私がやり勝ちなので…。わからなかったら勉強したらいいのに、と何度も過去思いました。価値観の押し付けでしかなく、結果無意識に人を追い詰めることになりかねない。
- 人生のバランスが取れる3つの場と「ありがとう」をベースに考える
1.すぐにお金になる場(勤務先等):ライスワークの場。ありがとうを言われることが少ない。
2.興味があることやる場 :ライフワークの場。ありがとうを言われることが多い。
3.自分がやり続けたいことをやる場:ライクワークの場。ありがとうを言うことが多い。
→同時に多様な「私」を発掘するために必要な3つの場所だそうです。私に足りていないのは3かな。
- 相手にきちんと「貸し」をつくるコミュニケーションを取ること。相手に優しく、でも協力に「恩を売る力」を磨く。
→無理難題を押し付けられた時に、使います。「じゃあ、今度ビール1杯で承りました」など。
- 40代は、若い人たちのスキルを見極めて、それを伸ばす機会をつくってあげることが本当の役割。
→仕事を任せる。not押し付ける。支援もする。…それはこれまで自分がやってもらったこともでもある。
- たとえ一期一会でも、本音で話せ、心理的安全性が保たれ、お互いがお互いの挑戦を応援し合える場所があることの大事さ。
→こういうコミュニティは人生を豊かにする。そんなコミュニティは大事にしたい。
「!」が多い本でした。世代どんぴしゃというのもありますが、会社との付き合い方が変化し(takeからgiveへ)、周囲の人との付き合い方も変容する時期なんですよね。いつか東京に出た時に、赤坂にあるというこの昼スナックに行ってみたいですね。
昼スナックママが教える45歳からの「やりたくないこと」をやめる勇気 | 木下 紫乃 | ビジネス・経済 | Kindleストア | Amazon
仕事:会社という枠を最大限活用して、職業人人生をもっと主体的に生きる
しばらく身辺ごたごたしていまして。といいますかここで書いた転職活動がクライマックスを迎えていました。
悩み抜いて結局は現職に留まることに。慰留の熱意に押された形になりました。
(当たり前っちゃ当たり前なのですが)40過ぎの転職は30前後とは異なり、今後のライフプランも含めた包括的に考える必要がありました。
そんな悩みの中、色んな本や人事ブログなどを読んで、見つけた一節。(日経関連の記事だったかと。)
仕事の満足度を高める3つの要素。
その仕事が好きなこと。
その仕事が出来ること。
その仕事に価値を感じられること。
仕事で満足を得る。職業人では人生の目的のそれなりのウェイトを締める点です。
これが仕事選びのシンプルな軸だな、と思いましたね。給料とかロケーションとかは、これらの下位に来ること。
転職候補先は非常に魅力的で、業務自体に興味があり(好きになれそう)、その仕事が出来そうで(活躍できそう)、価値が感じられました。
けれど、現職に留まる決意をしたのは、仕事を好きになる努力、貢献出来る努力、価値を見出す努力、これらを自分の課題としてやってみようとも思ったからです。
好きとか貢献とか、価値とか。誰か(会社)から与えられた条件(given condition)でもがくのではなく、自分のマインドセットで条件自体の捉え方を変えることも、これからの必要なスキルなのかなと思いました。会社という枠を最大限活用して、職業人人生をもっと主体的に生きる。これが、今後のテーマです。
(まぁ、実際は転職か現職かは悩み疲れの側面は大きいですが)
私は働いている限り永遠のモラトリアムです。
読書:県民バズごはん
読書のくくりにいれるか迷いましたが、今日はちょっと趣向を変えて。各都道府県のソウルフードのレシピ集です。どんなのが載っているかは出版社のリンクを参照してください。
県民バズごはん | 株式会社 飛鳥新社 (asukashinsha.co.jp)
実際は、当地でないと入手出来ない食材等があるから厳密には正しいレシピではないのですが、全国で入手しやすい食材を使ったアレンジされたレシピ集です。
(いくつか作ってみましたが、ご当地で食べたことないメニューとかは比較対象がないので、うまく出来ているのかわからない…。でもいつか本物食べよう!という気持ちになります^^)
こうやってみると日本は本当に食が豊かだなぁ、と思います。
Food is not just eating energy. It’s an experience.
食はただエネルギー摂取のためだけでない。それは経験だ。(ガイ・フィエリ)
本当にその通りですね。
18歳で出た地元ですが、未だに落ち込んだ時や元気がなくなった時は故郷の名物料理を食べます。味が気に入っているのもありますが、その味から安心感を得たいのですよね。
食はエネルギー摂取という機能的価値のみならず、情緒的価値ももたらす。食べ物の力は偉大だと常々思います。
徒然:高い自己肯定感こそが不確実性の時代を生き残る唯一の武器かもしれない。(と英語を日常会話で使う是非について)
セルフエスティームこそがVUCAをサバイブする唯一のウェポンかもしれない。
外資系が嫌われる要因のひとつに日本語での会話でも英単語を入れる点があるかと思います。昔はイラっとしてましたね。小馬鹿にされているような気がして…。被害妄想ですが。そして外資系にそれなり浸かってみると、英語じゃないと伝えれないニュアンスがある。言葉のニュアンスがぴったり合う対訳ってなかなかない。…ものだと今は思います。
昔の上司で「俺ってすごい」系の人がいました。「みんな俺のこと尊敬している」「みんな俺の話を聴きたがっている」「みんな俺のチルドレン」…私がどう思っていたか?そうですね。もし私に画力があってSNSの使い方に熟知してたら、コメディ風に4コマ漫画でも描いてTwitterとかで流していたかもしれません。
その元上司は結局、「俺ってすごい」が会社に認められることなく、降格後、隅に隅に追いやられて最後は自分のフィールドでないところで早期退職金を受け取って会社を去りました。
そして今月。本来のフィールドに戻りました、と転職先から連絡が来ました。転職先も結構な知名度があるところです。そんなメールをウチの会社のメンバーに送りまくっていたのです。ウチで冷や飯食い的な扱いを受けていたことに対するちょっとした意趣返しもあるのかもしれません。行間からにじみ出る「俺ってすごい」が相変わらずだなぁ、と苦笑しながら、この「俺ってすごい」はつくづく必要なスキルだなぁ、と改めて思ったのです。
自己肯定感という言葉を意識しだしたのはこの数年のことですが、10年以上の前のこの元上司は自己肯定感の塊でした。誰に何を言われようと「俺はすごい」「俺のすごさがわからない周囲がダメ」常時そんな感じ。(実際、適材適所が出来ない会社の問題もあったのですが、そもそもこの元上司の適所がウチの会社にはなかった。)この10年で社会の状況も会社が置かれている環境も大きく変化する中、他人にどうみられようと「高い自己肯定感」を持ち続けるのは重要なことだと思います。周囲からの見られ方なんて相対的なもの。不都合な真実(他人からどう見られているか)は目を背ければいい。重要なのは「俺ってすごい」という真実であり当人にとっての事実。このゆるぎない自己肯定感がある限り、心身の、少なくとも心の健康は持ち続けられるのではないでしょうか。これが自分を常にポジティブに捉えることになり、レジリエンスに繋がる。ある意味、最強のサバイバル術ですよね。これからの不確実な時代の。
正直学ぶところは反面教師的な部分しかなかった(毒舌ですみません)元上司ですが、高い自己肯定感の必要性も学ばせてもらいました。私は内省系ではありますし、自己嫌悪も内省も自分を成長させるファクターだと思っています。けれど、自分を消耗させる自己嫌悪や内省は強制終了させたいと思います。そして、落ち着いて振り返れる頃にまたそのポイントに戻って来よう。高い自己肯定感をどうやったら獲得出来るかわかりませんが、内省と自己肯定のいいバランスを意識しながら、日々過ごして行こうと思いますね。
写真はある日のお弁当です。…美味しそうですか?美味しかったです。朝からこんな凝ったお弁当を作れる私ってすごい!
…ってことですかね、自己肯定感…。
読書:仕事が速い人と遅い人の習慣(山本憲明)
これも2年前に読んだ本。…まぁ、仕事が遅かったんです、当時。今もですが。
締切が近づいて来てエンジンがかかるタイプ。夏休みの宿題は8月31日にやるタイプです。
これは本当にどうにかしたい。
■Tips■
・しっかり睡眠。体重維持。姿勢を正しく。
・仕事を断る。
・休日にしっかり集中力とやる気をチャージする。
・自分の軸を持つ。
・午前中はやるべきこと。午後は好きなこと。(→これは休日にも言えますね。朝の光の力を借りて面倒な家事は一気にやっています。)
・仕事をどんどん人に振る。
・寝る時間を決め寝られなければ自分に罰を与える。
・気を遣わない。
・満腹にならない。(→最近、一日3食は自分には多いと思っています。1日2食にトライ中。)
・太っていると怠惰な印象を持たれる。(→一理あります。しっかり体形管理が出来ている人はそれだけで有能に見える。)
・先手必勝が全てKey
・人と違う行動をする。
・タスク毎に時間管理する。(→このため大きなタスクは、10-25分で出来る小タスクに分割が必要。)
・仕事毎に進めるペースを変える。
・気分に応じてやりやすい仕事からする。(→1日のスタートダッシュでこれは必要だと思います。)
・重要だが緊急でない仕事時間の確保。
・中途半端な時間を指定する。
・やらない仕事を決める。
・前例を疑う。→革新的な仕事へ。
・石の目(攻略ポイント)を意識する。
先手で物事を進めることが出来れば、人生の密度が大きく違っていたと思う。
過去40数年は変えられないので、今日が一番若い!ということで後悔のない人生を送って行きたいですね。
仕事:気持ちよく話せるのは聴き手が優秀だから。
ちょっと前にインタビューを受けて、YouTubeでの収録にのぞみました。最初にシナリオを打ち合わせしてそれに沿って話すというもの。インタビューされた方曰く、私は話がうまく、慣れている、とのこと。このため撮影が他の人の半分で済んだとのこと。多少の誇張もあるでしょうが、確かに公開されたYouTube観ると、あながち間違えていない。再生回数も1.5倍ほど多いです。(まぁ性別もあるでしょうが。他の方は男性…)
しゃべり。
うまくなりたいなぁ、とずっと思っています。こうやって匿名でブログあげているのも言語化能力を鍛えたいからです。
私の場合、聴き手によって印象が非常に異なるらしく、「もう少ししっかり話すように」と過去に注意されたことが。学生の時の指導教官にですがね。また相手によっては淀みなく話すことが難しい場合もあります。
その一方で先述のYouTubeのインタビューのように淀みなく話せるケースも。
苦手な場合、多分相手が非常に優秀でこちらのめっきがはがされそうなときに口ごもって理路整然と話せなくなると分析しています。(なんといってもこのブログのタイトルは「はったり日記」ですからね…。)これは年下や所謂役職で下位にある人に対して顕著です。この気負いのようなもの、一種の自意識過剰がなくなれば普通に話せる。それには相手を、相手のすごさを認めることも大事な克服方法だと思っています。
ちなみに上位者に対してはめっきは見透かされているという割り切りがあるから?か、淀みなく話せるケースが多いです。
そこでキャプチャのツィッターを見つけて、ああ、なるほど、と腹落ちしました。
優秀な聴き手は相手に気持ちよくしゃべらせる、と。(もちろん、私が苦手とする聴き手である若手が悪いとかではなく…)なのでYouTubeで公開されている私のインタビューも聴き手の優秀さによるものです。上位者もうまく私の話のポイントを掴んで合いの手を入れてくれていたのでしょう。
そこで私なりのしゃべりがうまくなるtips。
・相手の「すごさ」を認める。
・人の話を聴く時は、頭の中で「絵」や「図」を描く。(→そうすることで私も話す時に図を描いて話せるような訓練になる。)
・まずは聴き手に回る。その過程で話したいことが精査されていく。
・結論、理由、詳細…の形を徹底する。
読書:「すごさ」の認め方
今回は2年前に読んだ本です。タイトルに惹かれて購入。40歳を越えて、年上からだけでなく、年下からも学ぶことが多くなりました。年少者から学ぶ。この心理的な障壁を取り除くきっかけになれば、と思って読んだ本でした。
優秀さを2軸で分類しどんな傾向があるかが述べられている。ただ、それ以前に「確かに!」と膝を打つことも多かった本です。●が主な学び。優秀さの形(分類)は写真で記載しました。
- コミュニケーションギャップの原因=脳の使い方による。
- 「違い」を実感を以って理解出来た時に「すごさ」を認める。
- 他人の「すごさ」を自分の優秀さのものさしで測ってはならない。
→そのためには、自分とは異なる優秀さの形を知り、事実として受け入れること。
■形の例■
横軸(outputの形):衝動的⇔規則的
縦軸(inputの形):任務中心⇔人間関係中心
outputの違いは計画の立て方による。
inputの違いは集団におけるリーダーシップの現れ方
この4象限をもとに優秀さの「形」を、以下の4つに分けています。
勇 誠
義 礼
(※写真がマトリックスがわかりやすいかと。…悪筆ですが)
- 人と協力し合うためには、本当の意味での自己肯定感が必要。
- コミュニケーションギャップとは感情の問題ではなく、利き脳の問題。